2016/01/28
鍼灸治療はなぜ効くのか!


最近、患者さんに「鍼はなんで効くのかね？」と言われることがあります。患者さんの中には、友人や知人に「私は鍼で良くなったわよ。鍼を試してみたら・・・」などと言われて恐る恐る来院される方も少なくありません。そんな患者さんへ、「良くなる、効く」には理由があることをお話ししたいと思います。  鍼刺激が血液やリンパの流れを良くし、ホルモンや自律神経のバランスを整えます。その結果、筋肉の緊張がやわらぎ、皮膚（体）温が上がります。更に、白血球などが増加して細菌・ウイルスに対する免疫力が高まり、ホメオスタシス（生体の恒常性）＝（病気を自然に回復させる作用）に働きかけると考えられているのです。  そして、灸は温熱治療であることから入浴などと同じく、冷えを伴う症状にとくに効果があるとされ、また痛みをやわらげる効果もあります。鍼刺激同様、血行を促進させ免疫力を高めていきます。  以上なようなことを知っているだけで、鍼灸治療を身近に感じ、安心して受けられるのではないかと思います。身体に痛みが無い場合でも、日々の健康管理に鍼灸治療をお役立て頂きたいと思います。

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